日経平均株価(6月11日)終値3万8419円19銭
6月
11日
11日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比173円86銭(0.45%)高の3万8385円37銭でした。
前日の米株式市場ではハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が上昇したほか、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は(2%)ほど上昇しています。米ハイテク、半導体株高の流れを受け、東京市場でも東エレクやアドテストなどが買われ、外国為替市場で円相場が対ドルで「1ドル=145円台まで下落したことも株式相場全体の支えとなりました。
買い一巡後の節目の3万8500円近辺では、利益確定目的の売りや戻り待ちの売りなどが出て指数は次第に伸び悩んでいます。
日銀が11日発表しました5月の企業物価指数(速報値、2020年平均=100)は(126.3)と前年同月比で(3.2%上昇)でした。伸び率は昨年9月以来の低さで、(3%台)となるのは2024年11月以来6カ月ぶりになります。前月比では(0.2%低下)し、昨年8月以来初めてマイナスとなりました。
輸入物価を起点とする物価上昇が落ち着きそうということで、日銀が利上げを急いでやる状況でないことが確認された点は株式市場にとって多少好材料だったようです。
終値は、前日比207円68銭(0.55%)高の3万8419円19銭で終えています。